作業場から

義母から入院見舞いのお返しにと頼まれて、20本作ったウールのポシェット
裏地は藤色の縞々にしてみた。
おばさま軍団はどうやら、巾着型ポシェットとドコモダケがお好きのようだ。ドコモダケをらくらくホンやリュックにじゃらじゃらとぶら下げているのをよく見かけるし、目の前でそのキノコを落とされた方に拾って渡したら、えらく感謝されたこともある。キノコの頭に刺さっているネジ式金具が取れやすいとぼやいていたから、接着剤をつけてからねじ込んだ方がいいですよと言ったら、またしてもお礼とともにキノコの可愛さまで語ってくれた。キノコには家族が存在することもその時初めて知った。キノコについての話は正直どうでもよかったのだけど、すごいなと思ったのはネジ穴がゆるむまで大事に何年もぶらさげ、密かにキノコブームが継続していることだ。おばさまを味方に付けるとすごいんだろうなと感じることの多い今日この頃である。