雲取山・1日目

「18日に15㎝の積雪あり、念の為アイゼンをお持ち下さい」
雲取山荘のHPで目にし、前日の19日に慌てて軽アイゼンを装備に加えました。
大荷物を背負って初めての長丁場です。さて、どうなることやら・・・
雲取20101120
三峰口から歩き始めて1時間半程で、白いモノが現れました。
とうとう、いや、もう、早くないかい?
地蔵峠のお地蔵さんに縋る思いで山行の無事を祈ります。
霧藻ヶ峰方位盤
霧藻ヶ峰(1523㍍)の方位盤が凍っていました。
日だまり
日向はポカポカ、落ち葉がサクサクです。
お清平
お清平から、徐々にきついアップダウンを繰り返すようになり、北側斜面の雪も踏み固められた状態になってきました。私だけ少々滑ります。夫はサクサク進みます。さすが北国育ち!
前白岩山
上り下り上り下り、日陰日向日陰日向、つるつるサクサクつるつるサクサクな、
前白岩の肩、前白岩山を経て、さすがに腹ペコです。
昼食
暖かい場所でカレーピラフとチキンライスとオニオンコンソメスープをいただきました。
白岩小屋
白岩小屋
こういうのにも興味津々で中を覗かせてもらいました。真っ暗で寒そう。布団も冷たそう。
でも、もしも何かあったときには利用させてもらおう。
芋ノ木ドッケ
芋ノ木ドッケ
途中、何度か挨拶を交わした母娘(女子高生かな)はここで来た道を引き返しました。
日帰りなので仕方がないですという娘さんに、あともう少しなのにもったいないけど気をつけてお帰り下さいなんて言ってしまった後、後悔しました。あ~あのお嬢さんのほうが私なんかより余程大人だわ。
ペンギン歩き
つるつる滑る下りではどうやらペンギン歩きになってしまうようです。無意識のうちにバランスを取っているのでしょうか。その度に後ろからクスクスと笑い声が聞こえます。
雪だるま
なんとか雲取山荘に到着しました。テントを張って、ビールを一口だけ貰い山頂に向かいます。下山してきたおじちゃんにガスが上がってきてるから富士山は見えないよ、明日の朝早く見に行きな!と言われ、微妙な気持ちになりながらも登り続けました。その30分後、嬉しいことに、若者グループが富士山が姿を現し始めたと教えてくれました。
夕日と富士山
想像よりも遙かに大きな富士山にびっくりです。こんなに大きく見えるんだ!
今日は富士山が赤く染まるかもしれないよと話しかけられ、すごく気になります。が、
月と雲海
夕日を直視しすぎて目がチカチカしてきたので、後ろを向くとお月さんもなかなかいい感じです。こちら側は海から朝日が昇るのが見えるのだと、また別の人に教えて貰いました。へぇ~海が見えるんだ~いつか見てみたな~なんだか、山には色々と教えてくれる人が沢山います。
杖
結局、富士山が赤く染まったのかどうかはわかりません。
薄暗くなりつつあったので、さっさと下りました。

-ヤマアルキ

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