飯能アルプス 大高山~天覚山まで

長瀞アルプス、小鹿野アルプスときて、埼玉のアルプス三部作はこれにて終了です。
もうないですよね?埼玉の○○アルプスは。
この日お会いしたのは3組(パッと見、山ガールの年配ご夫婦、トレラン組、団体さん)
+おじさん+犬で、またまた静かで渋い山歩きとなりました。
西武池袋線東吾野駅に車を駐め(1日¥500・2台ぶん有り)、電車に乗り、
一駅となりの吾野駅で降り、そこから大高山~天覚山~東吾野駅と歩いてきました。
今回は東京新聞の記事を参考にフムフム・・・樹皮ハンドブック片手にフムフム・・・
カエデ1
ウリハダカエデ?ウリカエデ?
杉と檜の植林地にしては明るい道が続きます。そんな植生の山では、それ以外の木は自ずと目立ち、一体何の木なのか気になる日々が続いていたんです。樹皮で目星を付けて、葉っぱで断定!といきたいところだけど、なかなかむつかしくて、はっきりとした答えは出せません・・・
カエデ2
イタヤカエデ???
樹皮は全く同じに見えるが葉っぱが違うんですよね。
カエデだけでも何種類もあるという奥の深さ、アワワ・・・・・挫折です。
カシ
カシはカシでも、多分シラカシ
この木を多く見かけ、夫はマテバシイだ!と決めつけ、私はどう見ても葉っぱが違うでしょ!とあーだこーだ揉めてたら、背後から「それは、カシだね~そっちのはサカキね~」という声がしました。振り返ると「びっくりさせてごめんね~」と猟銃を持ったおじさんが立っていました。
おじさん
私が人として尊敬するのは、こんなおじさん
なんでも、迷い込んだ鹿もしくは猪の親子を追っているそうで。
私たちを追い抜きあっという間に居なくなってしまいました。
ソロ老木
ソロの老木(多分、イヌシデ)
その後も巨木が3本並んでいるところで、あーだこーだ揉めてたら、追い抜いていったはずのおじさんがまた後ろからひょっこり現れました。「この木は何だかわかりますか」と聞かれ、夫が大きな声で「ケヤキですかね!」と答えると「ソロだね、ケヤキはあっち」という返事が。ソロって初めて聞く名だな~と調べてみるとシデのことでした。シマウマ柄のようなイヌシデはよく見かけますが、老木になるとこうも表情が変わってしまうものなんだな。縦にも横にも筋が入って凸凹が深くなるともう何の木なんだかさっぱりわからなくなる。人間も同じですね。おじいちゃんみたいなおばあちゃん、おばあちゃんみたいなおじいちゃん、居ますもん。

-ヤマアルキ

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