奥武蔵　武甲山

雄岳から見た武甲山
先週、二子山雄岳の頂上から間近に武甲山を見て、どうしてもすぐに登ってみたくなった。今まで丸山のキャンプ場からも何度となく目にし、発破音を運動会の花火の音だと勘違いしてた自分は何者だったのだろう。お昼には二子山を下山してたので、そのまま、武甲山登山口の生川基点へと下見に向かった。事前の調べで10台ぶんしかないと思っていた駐車場が30台ぶん位に増えていた。ちょうど山から下りてこられた人がいて、早朝の混み具合をたずねると、10時でギリギリセーフ、最後の１台にすべり込んだとのこと。慎重派の夫はまだ武甲山は早いんじゃないかという意見だったが、普段、せがんだりおねだりすることのない私の希望を受け入れてくれた。秩父の清流「延命水」を汲んで帰る。延命水でいれた（いれてくれた）コーヒーは美味しい。

大杉広場の大杉
10日（土）6時に家を出発し、8時少し前に生川基点駐車場に到着。車はまだ6～7台しかなかった。8時スタート。いきなり、わりと傾斜がきつい。登山道に入るともっと傾斜がきつい。登りだから当たり前だけど、それにしても登りっぱなしの印象が強い。呼吸を整えられるような、ゆるやかな傾斜がなかったような・・・もちろん大好きな尾根道もなし。

大杉広場の大杉以外にも大きな杉を2本見つけた。
見上げるとほっとする。

頂上の御嶽神社
不思議と山の神社では私利私欲にまみれたお願い事は全く頭に浮かばない。かといって世界平和を願うのかといえば、そうでもなく、登らせてください、よろしくお願いします！みたいな事しか言えないものだな。道も景色も単調であることを除けば、危険な箇所もなく、道もわかりやすく、初心者も安心して登れるいい山だと感じた。頂上からの展望は抜群にいい。後から登ってきた、金歯の前歯が可愛い、人なつっこいおじちゃんに見える山の名前を一通り教わり、それをそのまま夫に教えてあげた。「あれが浅間山、あれが両神山、赤城は霞んで見えないね～」と。前回の二子山のおばさまと同じく、金歯のおじちゃんも冬がいいよ～という話をしてくれた。武甲山の頂上で50㎝は積もるらしい。経験を積んで挑戦したい。